2023.01.19 04:54
NASA、燃費向上旅客機開発へ ボーイングと連携、28年実証機
NASAとボーイングが開発する新たな旅客機のイメージ(ボーイング提供・共同)
【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は18日、燃費を大幅に向上させた次世代旅客機の共同開発の相手に航空機大手ボーイングを選んだと発表した。燃料の消費を30%低減させ、2028年に実証機を飛ばす計画。30年代には国内便に使われることの多い小型機としての実用化を想定している。
ボーイング737などの小型機が排出する温室効果ガスは、世界の民間旅客便の半分を占めるとされる。NASAのネルソン局長は「燃料の節約は地球に優しく、運賃の低減にもつながる」と意義を強調した。
新たに開発する機体は翼を長く薄くすることで空気抵抗を減らし、エンジンも高効率にする方針。