2023.01.17 17:33
震災、オリックスが黙とう 「28年間忘れたことない」
阪神大震災の犠牲者を悼み、黙とうするプロ野球オリックスの田口壮コーチ(中央)=17日午後、大阪市
阪神大震災時に神戸市を本拠地としたプロ野球オリックスは17日、大阪市内の球団施設に半旗を掲げ、当時の主力選手だった田口壮外野守備走塁コーチや、新人選手らが神戸市の方角を向いて約1分間黙とうし、犠牲者を悼んだ。田口コーチは「いつもとは違う朝だった。28年間、この経験を忘れたことはない」とかみしめるように話した。
「がんばろうKOBE」を合言葉に1995年にリーグ優勝し、96年には日本一を達成。リーグ連覇を果たした昨季はあの時以来の日本一に。田口コーチの元には神戸で被災した知人からも多くの祝福の連絡が届いたという。「こういう機会に考えてくれたら」と切望した。