2023.01.13 13:19
「菊池事件」再審求め署名提出 市民団体、計4万6千筆に
ハンセン病患者とされた男性が隔離先の特別法廷で死刑判決を受け、1962年に執行された「菊池事件」で、市民団体が13日、熊本地裁に再審開始を求める署名約1800筆を提出した。今回は5回目で累計約4万6千筆。今後の審理が注目される。
2020年11月、元患者や市民ら約1200人が審理のやり直しを地裁に申し入れ、後押しするために21年8月から署名活動をしていた。弁護団は昨年12月、遺族が21年4月に再審請求し、受理されたことを公表した。
男性は52年に県内の村の元職員を殺害した罪に問われた。無罪を主張したが死刑となり、3回の再審請求も退けられ執行された。