2023.01.10 08:36
高い位置から俯瞰して・・・AIカメラでスポーツ動画!高知県中学サッカーで使ってみました
スマートフォンで操作するAIカメラ
高い三脚の最上部に設置したAIカメラ
よく見るとレンズが二つ、目のように埋め込まれていますが、その直径はそれぞれ1センチ強しかありません。広大なサッカー場を撮影できるのか、心配になります。
ところが、コントローラーとして使うスマートフォンをWiFi(無線LAN)でカメラに接続すると、スマホ画面にグラウンド全体がすっぽり映り込みました。後は、録画ボタンを押せばOKです。画面の中では、ボールを追い掛ける選手たちが行ったり来たり。3、4試合が終わるまで4時間以上、カメラに触れることなく撮影できてしまいました。編集も、提携する業者のウェブサイトにデータを送るだけです。
AIによる編集は8時間ほどで終了。仕上がった動画を確認すると…驚かされました。カメラを固定して撮影したはずなのに、画面はボールと選手を追い掛けて、右へ左へ動いています。ゴールへ肉薄するドリブル突破や大きく逆サイドに振ったパス、もちろん細かいパスの連係もしっかり押さえています。
グラウンドを俯瞰して撮影する
ゴールに迫るプレーヤーに合わせて画面が移動
カメラに近い場所はアップ気味になる
今回導入したAIカメラはイスラエル製で、世界55カ国で利用されているというタイプ。ライブ配信こそできませんが、比較的小型で持ち運びしやすく、充電式のため、電源がなくても使用できます。
ウェブサイト「高知新聞Plus」から、同選手権の13試合をアップロードしている専用サイトにつながります。一部は無料公開もしています。
このAIカメラ、サッカーだけでなくバレーボールやバスケットボールなど、競技を広げて活用していきます。ご期待ください。(飯野浩和)
サンプル動画はこちらからどうぞ。DVDも購入できます。