2023.01.08 17:03
手軽に回収し衣類廃棄を削減 環境省、再資源化へ調査
環境省
環境省は、消費者が着なくなった衣類を手軽に回収に出せる仕組みづくりに向けて実態調査を始めた。衣類は製造工程で大量の水を使い、二酸化炭素(CO2)排出も多いことから、古着利用や再資源化を進めて環境への負荷を軽減する狙いがある。自治体や企業、消費者を対象に2022年10月から衣類に特化して調査し、回収量や再資源化に向けた課題を探る。
同省の推計では、国内で20年に供給された衣類は約82万トン。手放された衣類は約79万トンで、3分の2の約51万トンが廃棄されており、大量消費、大量廃棄からの転換が急がれる。