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2023.01.07 08:33

高級和紙の原料「ガンピ」特産化に挑戦! 高知県四万十町のNPO 植樹など効率化で3年後の出荷目指す

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特産化を目指し、試行するガンピの皮剥ぎ作業(四万十町十川)

特産化を目指し、試行するガンピの皮剥ぎ作業(四万十町十川)


 高級和紙の原料、ガンピ(雁皮)の特産化を目指す四万十町のNPO法人が、3年後の本格出荷を目標に試行錯誤を続けている。同町で戦前まで営まれていた原料生産を、十和地域を中心に復活させる取り組み。実現には労力の効率化が必要で、メンバーは耕作放棄地などに苗木を植えながら、克服へ知恵を絞っている。

 特産化を目指すのは、森林間伐ボランティアなどに取り組むNPO法人朝霧森林倶楽部(くらぶ)。2016年、十和地域の御成婚の森(十川)に自生地を見つけ発案した。幼少期、コウゾなどの加工を手伝った経験のある農林業、岡本利一郎さん(88)=十和川口=ら住民も協力し、2年ほど前から耕作放棄地などに苗木を植えている。

植え付けが進むガンピの苗木(昨年3月、四万十町十和川口)

植え付けが進むガンピの苗木(昨年3月、四万十町十和川口)

 ガンピの和紙はコウゾやミツマタより滑らかで、平安時代は公家らが愛用したとされる最高級紙。かつては…

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