2019.11.04 18:56
「自分に満足せず成長を」 アンジュルムの川村文乃(高知市出身) サブリーダーで活動中
「埼玉や横浜など大きいアリーナでライブできるようになりたい」と語る川村文乃(東京都港区)
アンジュルムは2009年、ハロプロ研修生で結成した「スマイレージ」が前身で、14年に現グループ名に。「モーニング娘。」などが参加するハロプロのコンサートに参加したり、単独ではアジアやヨーロッパなどでも活動したりしている。
川村は09年、「おさかな天国」の新バージョンでCDデビュー。高知県のご当地アイドル「はちきんガールズ」に所属していた。
アンジュルム加入は17年6月。その1年前の「モーニング娘。」のオーディションに落ち、「研修生にならないか」と打診された後、歌やダンスなどのレッスンを経てメンバーデビューした。
「もし駄目なら夢だったアイドルを諦めようと思っていた」と振り返る川村。全ての研修生がデビューできるわけではない中、喜びはひとしおだったという。
加入当初は、ダンスで十数人が入り交じるフォーメーションを覚えるのに苦労。「スピード感がすごくて、みんなに付いていくのに必死だった」。合同練習はライブのリハーサルに時間を割くため、個人的なダンスの練習は休日に自宅でしている。自身が加入する前の曲の振り付けも指導はなし。スマートフォンで動画を見ながら覚えることを続けている。
デビューして2年5カ月たつが、「歌もダンスも私より上手な先輩がたくさんいる。今の自分に満足していたら成長はない」と真っすぐ前を見つめる。2度の武道館ライブの経験も「観客席からはステージが小さく見えるけど、ステージからは観客が大きく見える。もっと大きなパフォーマンスでないとお客さんに気持ちは伝わらない」。
川村は「3月の高知ライブではたくさんの人が『お帰り!』って言ってくれた。頑張ってきて良かったなって思えた」。ライブ本番に向け、「アンジュルムの魅力をアピールしてもっと知名度を上げたい」と力が入っている。