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2023.01.03 08:00

小社会 跳ねる年に

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 今は昔の物語。えとの神様はあまたいる動物の中から、年ごとのリーダーを決めるレースを開き、着順で十二支を決めたと言われる(昔話「えとの起こり」)。相場の世界では毎春のように、その動物の特徴にちなんだ格言が話題になる。浮き沈みの激しい業界ゆえに、縁起担ぎを大切にしてきたのだろう。

 卯(う)年は「跳ねる」。大きな跳躍がある、と解釈される。戦後の卯年相場を振り返ってみると、株価が上昇したのは4回で、下がったのは2回。実績から言っても決して悪い年回りではあるまい。

 ただ、気がかりもある。昨年、寅(とら)年の格言は「千里を走る」で世の中に波乱が起きやすいとされた。実際、2月にはロシア軍がウクライナに侵攻。多くの市民の生命が奪われ、世界経済にも波紋が広がった。

 インフレの波は私たちの家計にも押し寄せ、値上げラッシュに見舞われた。いつまでこの戦争が続くのか。今年最大の焦点となろう。今のところ停戦の兆しは見えず、当面は影響を引きずることになる。平和の尊さを思わずにいられない。

 昨年は不幸にも的中した形になったが、相場格言も占いのごとく「当たるも八卦(はっけ)、当たらぬも八卦」だろう。良い解釈だけを気にとめておけばよいのではないか。

 そんな意味でも今年は良い年回りといってよい。明日は大発会。仕事始めという方も多いだろう。格言通り、昨年からの「波乱」を脱して、「跳躍」へとつなげたい。


1月3日のこよみ。
旧暦の12月12日に当たります。かのと とり 三碧 大安。
日の出は7時10分、日の入りは17時10分。
月の出は14時10分、月の入りは3時46分、月齢は10.7です。
潮は中潮で、満潮は高知港標準で4時27分、潮位133センチと、15時08分、潮位148センチです。
干潮は9時33分、潮位95センチと、22時14分、潮位17センチです。

1月4日のこよみ。
旧暦の12月13日に当たります。みずのえ いぬ 二黒 赤口。
日の出は7時10分、日の入りは17時11分。
月の出は14時49分、月の入りは4時46分、月齢は11.7です。
潮は中潮で、満潮は高知港標準で5時15分、潮位142センチと、15時53分、潮位150センチです。
干潮は10時29分、潮位94センチと、22時54分、潮位8センチです。

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