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2023.01.01 08:16

であう、きづく、つくる 高知新聞社 今秋新社屋 つながりの拠点に

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新社屋となるビルの外観イメージ。4~8階に入居する(四電ビジネス提供)

新社屋となるビルの外観イメージ。4~8階に入居する(四電ビジネス提供)

 創刊120周年の節目に先駆け、高知新聞社は今秋、居を移します。移転先は、高知市役所の東向かいに建設中のオフィスビル「高知電気ビル新館」(鉄骨造り・一部鉄筋コンクリート造り、地上9階建て)の4~8階。高知市本町3丁目の現社屋が築50年を超え、老朽化が進んでいることや、近い将来に避けて通れない南海トラフ地震への対応を強化する必要性を踏まえ、免震構造のビルに入居する方針を決定しました。多くの方々に親しんでいただいた現社屋と趣は変わりますが、新しい情報発信拠点もよろしくお願いします。

 新オフィスは「であう、きづく、つくる」をコンセプトに、8階に総合受付を設けます。コンセプトは、社員のワークショップやアンケートから浮かび上がりました。

 人と人、人と情報が出会い、新たな気付きが生まれることで、人や地域のためになる有益な情報やビジネスをつくり出せる場にしたい。そんな思いを込め、新社屋整備を進めています。

■34の多面
県産材と土佐しっくいを用いたエントランスの完成イメージ(OKAMURA提供)

県産材と土佐しっくいを用いたエントランスの完成イメージ(OKAMURA提供)

 社の“顔”として、8階の受付で来客をお迎えするのは、県産材で造るカウンターです。社の内と外を結ぶ場所ということで、さまざまな点と点が結ばれてできる多面体のデザインを採用しました。

 壁面には土佐しっくいを塗り、多面体の展開図を基にした34枚の木製パネルをあしらいます。34は高知県内の市町村数です。さまざまな魅力を持つ市町村と共に、これからも歩んでいくとの思いを込めました。

会議スペースと隣接したロビー(OKAMURA提供)

会議スペースと隣接したロビー(OKAMURA提供)

 ロビーは会議スペースや従業員のリフレッシュエリアとも隣接しており、さまざまな出会いに期待しています。8階では会社説明会やインターンシップ、各種イベントも行う予定です。

■新しい働き方
 従業員の執務スペースは4~7階となります。自席以外で働く環境として、各階の集中ブースや8階のリフレッシュエリアなど、さまざまな場所を設けます。

 気軽にミーティングをしたり、集中ブースにこもって作業をしたり。時々の業務内容に応じた、効率的で新しい働き方ができるよう環境を整えていきます。

■跡地開発
 新社屋に移転した後の跡地開発は、検討に入ったばかりの段階です。複数の事業者からプランを提案したいとの意向を受けており、方向性が見えてくるのは夏ごろの予定です。

 正式に決まり次第、お知らせします。こちらにもご期待ください。


【社屋の変遷】
(1)創刊時
創刊時の社屋は県庁前の電車通り南側(現在の本町4丁目)。木造2階建ての印刷所跡を使っていた

創刊時の社屋は県庁前の電車通り南側(現在の本町4丁目)。木造2階建ての印刷所跡を使っていた


(2)赤れんが
同じ場所に赤れんが造りの2階建て社屋を建設(1910年)

同じ場所に赤れんが造りの2階建て社屋を建設(1910年)


(3)近代式
現社屋のある本町3丁目に移転新築。高知県内初の近代式鉄筋コンクリート3階建て(1925年)

現社屋のある本町3丁目に移転新築。高知県内初の近代式鉄筋コンクリート3階建て(1925年)


(4)焼失
高知大空襲で外観を残し焼失(1945年)

高知大空襲で外観を残し焼失(1945年)


(5)現社屋
高知大空襲で焼失後、再建や増改築を経て、創刊60周年記念として現社屋の建設に着手。2期に分けて建てられ、計画発表時の本紙によると「中四国最大の建築物」だった(1974年)

高知大空襲で焼失後、再建や増改築を経て、創刊60周年記念として現社屋の建設に着手。2期に分けて建てられ、計画発表時の本紙によると「中四国最大の建築物」だった(1974年)

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