2023.01.01 01:00
経団連、賃上げで好循環実現へ 十倉会長が意欲、労働移動重視
インタビューに答える経団連の十倉雅和会長
経団連の十倉雅和会長(72)は31日までに新春インタビューに応じ、2023年春闘での賃上げをきっかけとした持続的な物価と賃金上昇の好循環の実現に意欲を示した。日本企業が生産性を向上させるためには、働き方改革や成長分野への労働移動を重視する姿勢が不可欠だとの認識も示した。
十倉氏は賃上げは個別企業の経営判断だとした上で「企業は主体的に物価高をにらんだ賃上げに取り組む。できるだけベアを中心にやってほしい」と強調した。
政府や企業にとって従業員の学び直しの慣行を整えることが重要で「優秀な人材を引き抜かれたくなければ教育しなければならない」とした。