2024年 04月29日(月)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2023.01.01 08:35

隕石衝突から地球守れ、平林正稔さん(高知市出身)NASAミッションで活躍

SHARE

「国際協力によって達成されるDARTミッションに関われるのは名誉なこと」と話す平林正稔さん(高知市追手筋2丁目の高知みらい科学館=山下正晃撮影)

「国際協力によって達成されるDARTミッションに関われるのは名誉なこと」と話す平林正稔さん(高知市追手筋2丁目の高知みらい科学館=山下正晃撮影)

 地球から約1100万キロ離れた宇宙空間。2022年9月26日、自販機ほどの大きさの探査機が、小惑星の衛星「ディモルフォス」(直径約160メートル)に秒速約6・5キロの猛スピードで体当たりした。

 地球に向かってくる天体の軌道をずらして衝突から地球を守る「プラネタリーディフェンス(惑星防衛)」。SF映画のような技術の可能性を探る人類史上初の実験だった。

小惑星ディモルフォスに向かうDART探査機のイメージ(NASA/Johns Hopkins APL)

小惑星ディモルフォスに向かうDART探査機のイメージ(NASA/Johns Hopkins APL)

 「衝突までの最後の2分間はできるだけデータを集めるため、探査機のエンジンを切って揺れを少なくした。福岡から東京までの距離を飛び、東京ドームの中心を10メートル前後の誤差で狙うようなもの。地球への衝突回避の方策を探る第一歩でした」

 米航空宇宙局(NASA)のDART(ダート)ミッションの中心メンバーの一人、米オーバーン大学助教の平林正稔さん(39)=高知市出身=がミッションの困難さと意義を強調する。

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

高知のニュース 高知市 ひと・人物 科学・技術・研究 天文

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月