2022.12.30 19:42
22年のデリバティブ17%増 リスク回避の取引活発
日本取引所グループ(JPX)が30日発表した大阪取引所と東京商品取引所の2022年のデリバティブ(金融派生商品)の取引高は、前年比17・5%増の3億9215万単位だった。ロシアのウクライナ侵攻などによる世界的なインフレや米欧の利上げにより、変動リスクを回避するための取引が活発になった。
商品別では主力の日経225ミニが23・0%増の2億7546万単位で、過去2番目の取引高だった。TOPIX先物は10・6%増の2578万単位となった。一方、長期国債先物は1・3%減の808万単位だった。
22年12月の取引高は前年同月比4・5%減の2924万単位だった。