人民元、対ドルで３年ぶり下落　１月から取引時間延長へ

2022.12.30 19:39

人民元、対ドルで３年ぶり下落　１月から取引時間延長へ

高知新聞社

　【上海、北京共同】中国・上海外国為替市場の人民元相場は３０日、通常取引の終値が１ドル＝６・９５１４元で、２０２２年の取引を終えた。前年末比８・３％安だった。前年末との比較で元相場が下落したのは３年ぶり。新型コロナウイルスの徹底抑え込みを目指す中国政府の「ゼロコロナ」政策による景気低迷と、米国の金融引き締めに伴うドル高傾向が影響した。

　中国人民銀行（中央銀行）は３０日、人民元の為替取引の時間を来年１月３日から延長すると発表した。午後１１時半の取引終了時間を、翌日の午前３時まで延長する。日本との時差はプラス１時間。人民銀は対外開放の推進が目的だと説明した。

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