2022.12.27 21:57
関電、他社顧客情報を不正閲覧 子会社システムから、常態化か
関西電力は27日、営業担当の社員らが子会社の関西電力送配電のシステムにアクセスし、関電以外の新電力と契約している一般家庭の顧客情報を不正に閲覧していたと発表した。関西送配電の情報遮断に不備があった。関電とライバル関係にある新電力の情報が筒抜けだった可能性があり、不正アクセスが常態化していた恐れもある。電気事業法が禁止する行為で、電力・ガス取引監視等委員会は同日、両社に報告を求める通知を出した。
経済産業省は、今回の事態を重くみて、他の大手電力9社についても同様の問題がないかを速やかに調査する。西村康稔経産相は、調査結果を踏まえ適切な対応を取ると強調した。