2022.12.27 20:07
「ステマ」景表法で規制へ SNS投稿者、消費者啓発が鍵
消費者庁の有識者検討会は27日、一般の口コミを装い、インターネットや交流サイト(SNS)で商品などを宣伝する「ステルスマーケティング(ステマ)」を、景品表示法が禁止する「不当な表示」の類型に加えるよう提言する報告書をまとめた。規制の実効性を確保するため、事業者だけでなく、SNS上に情報を投稿し影響力を持つ「インフルエンサー」や、消費者への啓発が重要だと指摘した。
消費者庁は今後、報告書を踏まえて運用基準を策定。新たな告示を制定し、来年中に施行される見通し。
現行の景表法では、宣伝内容に不当な表示があれば規制対象となるが、ステマを直接取り締まる規定はない。