2022.12.27 17:42
神戸のパンダ、中国返還延期 27歳タンタン、心疾患治療継続
中国への返還期限延長が決まった、神戸市立王子動物園のジャイアントパンダ「タンタン」=11月(同園提供)
神戸市立王子動物園(灘区)は27日、中国への返還期限が31日となっていた雌で27歳のジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」について、心疾患の治療継続のため来年12月末までの期限延長が決まったと明らかにした。
園によると、タンタンは人間では80代前半に相当。中国側と協議し、引き続き検査と治療が必要と判断した。病状の回復次第では期限を待たずに返還する可能性もある。
タンタンは繁殖研究の目的で2000年に来園。20年7月に返還予定だったが、新型コロナウイルスの影響で空輸の予定が立たず、その後心疾患も判明し期限を延長していた。今春から一般公開を中止している。