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2022.12.27 08:35

「もう無理・・・」猛烈な値上げラッシュに悲鳴 物価高が市民生活や企業を直撃―2022 高知 年末回顧(4)

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この1年でほぼ2倍に値上がりした食用油。多くの食品が値上がりし、市民生活に大きな影響が出ている(高知市内のスーパー)

この1年でほぼ2倍に値上がりした食用油。多くの食品が値上がりし、市民生活に大きな影響が出ている(高知市内のスーパー)

 長引く新型コロナ禍にウクライナ危機、歴史的円安により、県内は今年、猛烈な値上げラッシュに見舞われた。値上げされた食品だけで2万品目に達し、来年も幅広い分野で上昇が続きそう。それに見合うだけの給料の上昇が実感できない市民と、コスト増を価格に十分転嫁できない企業からは、半ば諦めたようなため息が漏れる。

 「油の仕入れ値が2倍になった。もう無理」。テイクアウトの鶏肉料理を販売するココフーズ(高知市大津乙)の工場長、藤田千世さん(53)が嘆く。10月から手羽先を1本100円から110円とし、価格を据え置いた唐揚げは個数を減らした。

 食用油の価格は、原料の大豆の高騰に物流コスト増が加わり、一昨年から何度も上がった。値上げに踏み切っても、利幅は従前より薄いといい、「今はよほど冷え込まない限り、職場の暖房は切っている。寒さがこたえるけど我慢するしかない」。…

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