2022.12.27 08:45
高知大、よさこい演舞場に 23年夏へ振興会方針 追手筋は上限200チーム
両部会の委員計17人が出席し、来夏の第70回を8月9~12日に開催することを含め、2023年度の事業計画案を決議。演舞場の新設は、09年の高知城演舞場以来。10年にはJR高知駅前で40年ぶりに演舞場が復活している。
高知大は24年の創立75周年記念事業の一環で名乗りを上げた。高知大によると、10、11日、事前予約した計約20チームが学内の南北を貫く約100メートルを演舞する計画。大学側が用意する地方車を使用し、各チームの音源を流す。受田浩之副学長は「地域に開かれた大学として多くの人にも見に来てほしい」と話した。
追手筋本部競演場は、本番の2日間で昼夜1回ずつ踊るのが基本で、所定時間内に演舞を終えるため、これまでチーム数170までとしていた。上限を超えた場合、初出場と県外の出場回数が少ないチームが抽選に回っており、「全チームが踊れるように」との要望がたびたび寄せられていた。このため、午後1時15分だった演舞開始を早めて午前11時半とし、200チームが踊れるようにすることを検討する。
このほか、人件費や資材費の高騰を受けて参加協力費を2万円増の8万円とすることや、第三者による商標登録で運営に影響が及ぶ事態を防ぐため「よさこい祭り」の商標出願も計画している。
事業計画案は、総務部会を経て来年4月開催予定の総会で決定される。(森田千尋、加治屋隆文)