2022.12.26 08:35
目指せウハウハ 一獲千金―歳晩って、すごく密なので(7)
大雪に見舞われた23日も、一獲千金を目指す人たちが宝くじ売り場に列をつくった(高知市高須3丁目=反田浩昭撮影)
県内の多くの売り場を管理する会社によると、ここが市内で一番行列ができる場所。売り場には白地に赤く「年末ジャンボ1等前後3億円×2」「年末ジャンボ2等1億円」といった実績がずらり輝く。
販売最終日のこの日、連番とバラを計50枚を購入したという高齢者施設勤務の松本美沙恵さん(45)=同市介良乙=は、振り込まれたばかりのボーナスを握り締めて来た。「雪が降るなんて珍しいことが起きた日に買ったんだから、もしかして」と声を弾ませた。
毎年、1年かけて「年末ジャンボ貯金」をしているという40代の会社員男性は「よく当たりが出ている」という市内三つの売り場を回って計100枚を購入。「ずっと夢を買い続けてる。買わな当たらんき。今年こそ!」ときっぱり。
ガソリンや電気代、食料品などの値上げが続き、懐がますます寒くなる年末。財布の中が密になるか。発表は31日。(人見彩織)