2022.12.25 10:10
教皇「子どもが戦争の餌食に」 バチカンでクリスマスイブのミサ
24日、バチカンのサンピエトロ大聖堂でクリスマスイブのミサを執り行うローマ教皇フランシスコ(ロイター=共同)
【ローマ共同】ローマ教皇フランシスコは24日、カトリックの総本山バチカンにあるサンピエトロ大聖堂でクリスマスイブのミサを執り行った。ロシアによるウクライナ侵攻などを念頭に「戦争の餌食になっている子どもたち」に目を向けるよう呼びかけた。
バチカン公式メディアによると、会場には約7千人が参列。教皇は膝の痛みで歩行が困難になっており、この日も車椅子に乗っての移動だった。
教皇は、人間の欲望が引き起こす戦争などの犠牲者は「いつも立場の弱い人だ」と指摘。クリスマスの意義を問いかけながら「絶望の中にいる人が少しでも希望を持てるように手助けしよう」と説いた。