2022.12.23 16:29
逃走中クレカ利用、即通報 警視庁、全国初の取り組み
警視庁は12月から、殺人や放火など重大事件で指名手配されている容疑者が逃走中にクレジットカードを使った際、カード会社から即座に日時や利用店舗の情報を通報してもらう取り組みを始めた。早期解決が狙いで、全国初の取り組み。
カード会社29社が加盟する「東京都クレジットカード犯罪対策連絡協議会」と警視庁が、11月に結んだ覚書に基づき実施。カード会社は、警視庁から容疑者の名前や生年月日などの情報提供を受け、利用の有無を随時確認する。捜査への影響を考慮し、事件の内容は共有しない。警視庁は年間数十件の運用を見込む。
都外でカード利用が分かったケースも通報の対象となる。