生活保護窓口「国に帰ればいい」　日系ブラジル人が救済申し立てへ

2022.12.22 21:00

生活保護窓口「国に帰ればいい」　日系ブラジル人が救済申し立てへ

高知新聞社

　愛知県安城市役所＝２２日午後

　愛知県安城市役所の生活保護の申請窓口で１１月、職員から「ブラジルに帰ればいい」などの暴言を繰り返し受けたとして、日系ブラジル人の女性（４１）が近く、同県弁護士会に人権救済を申し立てる方針であることが２２日、分かった。女性は現在無職で１歳と小学生の子どもを抱えて生活に困窮しており、「外国人への差別意識を強く感じショックを受けた」と訴えている。

　女性は１１月１日、生活保護を申請しようと窓口を訪れたが、担当の女性職員から「入管に行って」などと言われ、帰宅を促された。同２２日、再び窓口に行ったが、職員の男女２人から「早くブラジルに帰ればいい」などと言われた。

(c)KYODONEWS

国内・国際 N社会