2022.12.21 16:09
首都圏、新築マンション増加へ 来年、東京23区がけん引
タワーマンションが林立する川崎市中原区の武蔵小杉エリア=2019年11月
不動産経済研究所は21日、2023年の首都圏(1都3県)の新築マンション発売が前年比3・9%増の3万2千戸になるとの市場予測を発表した。駅近の大規模物件の売り出しが予定されている東京23区が全体をけん引し、2年ぶりに増加すると見込んだ。
高額物件が増え、平均価格も上昇する可能性がある。郊外でも資材の高騰を背景に価格が高止まりする見通し。日銀が金融緩和策を修正し、事実上の利上げを決めたことで、住宅ローン金利の上昇観測も出てきた。調査担当者は「購買意欲の低下を受けて供給が絞られる懸念もある」とした。
地域別では、23区が9・4%増の1万4千戸となる見通し。