2022.12.21 10:05
景気判断12月は「持ち直し」 政府経済報告、6カ月連続
12月の月例経済報告
政府は21日、12月の月例経済報告を発表し、国内景気は「緩やかに持ち直している」とした基調判断を据え置いた。この判断は6カ月連続。企業の業況判断や個人消費が持ち直していることが背景にある。先行きについては、新型コロナウイルスの感染者が増加している中国の下押し懸念に注意が必要と指摘した。
個別の項目では、業況判断を上方修正した。全国旅行支援や新型コロナの水際対策緩和で、非製造業の景況感が改善していることを踏まえた。個人消費の判断は「緩やかに持ち直している」で横ばいとしたが、旅行支援を追い風にサービス消費は持ち直した。