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2022.12.21 08:45

ようこそ!雌ハシビロコウ「カシシ」、のいち動物公園へ 繁殖へ春ごろ対面 高知県香南市

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新たに仲間入りした雌のハシビロコウ、カシシ(写真はいずれも香南市野市町大谷の県立のいち動物公園)

新たに仲間入りした雌のハシビロコウ、カシシ(写真はいずれも香南市野市町大谷の県立のいち動物公園)

 国内初のハシビロコウ繁殖を目指す高知県香南市の県立のいち動物公園に20日、栃木県の那須どうぶつ王国から貸与された雌1羽が到着した。早ければ1月上旬にも一般公開される予定。

 ハシビロコウはアフリカ中東部に生息する大型鳥類で、国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種。飼育下での繁殖は難しく、国外で2例しかないという。

雄のハシビロコウ、ささ

雄のハシビロコウ、ささ

 のいち動物公園では2010年以降3羽を飼育してきたが、昨秋から雄の「ささ」(年齢不明)1羽になっていた。今回は繁殖目的で動物を貸し借りする制度を活用し、那須どうぶつ王国の雌「カシシ」(推定11歳)を迎えた。

 カシシは体長約1メートル、体重約5・3キロ。木箱に入れられ陸路で2日かけて到着すると、すぐに箱を出て寝室を散策するなど、落ち着いた様子を見せているという。

 飼育係の木村夏子さん(39)は「まずは環境に慣れてもらい、そこから繁殖に向けてお互いの相性を最大限に引き出せるよう工夫を重ねていきたい」。繁殖期の夏に向け、春ごろからささとの対面などが進められる予定。

 また19日には、雄のレッサーパンダ「ユズ」も繁殖のため仙台市から搬入された。一般公開は未定。(深田恵衣)

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