2022.12.20 20:04
元収容男性が大村入管を提訴 「職員の過失で半月板断裂」
長崎県大村市の大村入国管理センターに収容されていたバングラデシュ国籍の男性(30)が、職員の過失により左膝半月板断裂の重傷を負ったとして、国に300万円の損害賠償を求め長崎地裁に提訴したことが20日、分かった。
訴状によると、男性は広島入国管理局(当時)に収容され、2019年11月8日、大村入管に移管。同13日、2度にわたり左膝を脱臼し医師から整復術を受けた。医師は、脱臼を繰り返す可能性が高いとして、不在時には警備担当職員に整復作業を委託した。
男性は夜にまた脱臼し、職員の整復作業を受けたが症状は悪化。半月板の断裂と診断されたとしている。