2022.12.20 11:02
「白鷺城」すす払い、新年へ輝き 世界遺産の国宝・姫路城
陸上自衛隊員が「すす払い」する姫路城=20日午前、兵庫県姫路市
世界遺産で国宝の姫路城(兵庫県姫路市)で20日、陸上自衛隊員約500人が1年の汚れを落とす年末恒例の「すす払い」を行った。シラサギが羽を広げたような優美な姿の「白鷺城」が輝きを増し、新年に向けた準備を整えた。
陸自姫路駐屯地のレンジャー隊員18人が地下足袋を履き、約3メートルのほうきで白壁にかかったクモの巣やほこりを丁寧に払った。同駐屯地の小松隆司司令(52)は「新型コロナウイルスの流行が続くが、きれいになった姫路城を見て、明るい気持ちで新年を迎えてほしい」と話した。
陸自姫路駐屯地が訓練の一環として1976年から実施しており、今年で47回目。