2022.12.19 10:54
ハシビロコウ、高知へ出発 国内初繁殖を目指し栃木から
ハシビロコウの雌「カシシ」(那須どうぶつ王国提供)
国内初繁殖を目指し高知県の動物園に貸与される、「動かない鳥」として知られる絶滅危惧種ハシビロコウの雌「カシシ」が19日、栃木県那須町の那須どうぶつ王国を出発した。陸送で神戸どうぶつ王国に1泊し、高知県立のいち動物公園(高知県香南市)に20日に到着する予定だという。
カシシは推定11歳の雌。2013年4月にタンザニアから那須どうぶつ王国に来園し、飼育されていた。今月16日には、お別れのイベントが開かれ、約50人の観客が感謝の思いとともに、繁殖成功へのエールを送った。
ハシビロコウはアフリカの湿地帯などに生息する体長1・2メートル前後の鳥。