2022.12.18 08:35
グロリオサ出荷ピーク 高知市三里地区
ハウスで咲いたグロリオサ(高知市仁井田)
グロリオサの出荷が、高知市の三里地区で最盛期を迎えている。年末の贈答用で、生産者は「暗いニュースが多い中、明るく咲いた花を見て元気になってほしい」と話している。
本県が出荷量全国一を誇り、その8割を栽培するのは三里地区の農家32軒。西森茂人さん(36)のハウスでは、この冬に備えて約1万2千本を栽培。毎日約700本の出荷が続く。
ハウス内は10度以上を保つ必要があり、灯油代の高騰が響く。「何とか採算を取ってお正月を迎えたい」とはさみで一本一本、丁寧に切り取っていた。
JA高知市の三里園芸部花卉(かき)部会によると、この1週間で10万~12万本が出荷される見込みという。(山下正晃)