2022.12.17 21:44
フランス新型原発、また稼働延期 24年半ばに、12年の遅れ
2016年10月、フランスで建設が進む欧州加圧水型炉(EPR)のフラマンビル原発(共同)
【パリ共同】フランス電力(EDF)は16日、北西部フラマンビル原発に建設中の新型炉、欧州加圧水型炉(EPR)について、追加の作業が必要となり、運転開始に向けた燃料装填が23年4~6月期から24年1~3月期へ延期となると発表した。地元メディアによると、運転開始は24年半ばとなる見通しで、当初計画からは12年遅れとなる。
国内1号機となるこのEPRは12年に稼働する計画だったが、設計上の不備や工事の欠陥が相次ぎ発覚し、遅れを繰り返していた。建設費はこれまでの127億ユーロ(約1兆8400億円)から132億ユーロに増加する。当初の見込みは約33億ユーロだった。