2022.12.16 19:31
中国、3文書改定「反対」 挑戦、脅威と指摘受け
【北京共同】中国は、16日に閣議決定された安全保障関連3文書の改定に関し「断固反対」(外務省報道官)の立場だ。中国の軍事動向について「挑戦」「脅威」と指摘されたためだ。今月下旬で調整する林芳正外相の訪中が実現すれば、王毅国務委員兼外相が強く抗議するとみられる。
共産党機関紙、人民日報系の環球時報は14日の社説で、反撃能力に関し「実際には自衛隊の対外攻撃能力の拡充だ」と警戒感を募らせた。かつて日本の侵略を受けたためだ。平和憲法は有名無実化しているとの認識も紹介、日本をけん制した。
日本の防衛力強化の口実にされているとの根強い不満も中国にはある。