2022.12.16 18:51
ロシア侵攻が7万種の生息地破壊 ウクライナ、国連会議で非難
【モントリオール共同】カナダ・モントリオールで開催中の国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で15日、ウクライナの担当大臣が閣僚級会合で演説し、ロシアの侵攻が「約7万4千種の動植物が生息する私たちの国を破壊している」と非難、生物多様性にも深刻な被害が出ると訴えた。
侵攻による破壊的影響が国際的に重要な湿地16カ所、計約60万ヘクタールに及ぶと指摘。ウクライナは世界で最も地雷に汚染された国だとした上で「一つ一つの地雷が動物の死を招く」と強調した。
さらに、黒海でイルカの大量死が報告されており「何千頭ものイルカが死んでいる可能性がある」とした。