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2022.12.14 08:00

小社会 こよいは空を

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 今夜は星空にたくさんの願い事ができるかもしれない。冬恒例のふたご座流星群が多く現れる日を迎えた。国立天文台は条件の良い場所なら「1時間当たりおよそ45個の流星が見える」。

 流星群は太陽を周回する彗星(すいせい)などが残していったちりが地球の大気に触れて光る。ふたご座流星群は小惑星「フェートン」のちりとされる。ただし、小惑星がなぜちりを残していくかまでは分かっていないという。

 そこで「はやぶさ」など小惑星探査で実績を積んだ日本の出番らしい。再来年、フェートンを探る探査機を打ち上げる。宇宙空間を漂うちりには有機物も含まれ、地球の生命の起源になった可能性を指摘する声もある。興味深い探査になりそうだ。

 先日は東京の宇宙ベンチャーが独自開発した月着陸船の打ち上げに成功した。着陸できれば日本初で、民間では世界初になる可能性もあり、待ち遠しい。

 日本は、米中ロのように国が威信を懸けて華々しい宇宙開発をしてきた国とは違う。予算が乏しく、官民とも技術開発に苦労を重ねてきた。それでも民間の力で月面を目指すまでに成長したのだから、関係者の努力には頭が下がる。

 宇宙への挑戦は一足飛びにはいかないが、逆にこつこつ一歩ずつだから夢やロマンがある。こよいの天体ショーは最近の宇宙開発の日本の奮闘にも思いをはせると味わい深いかも。冷え込みそうなので観察はくれぐれも暖かい格好で。


12月14日のこよみ。
旧暦の11月21日に当たります。かのと うし 五黄 先勝。
日の出は7時02分、日の入りは16時59分。
月の出は22時17分、月の入りは11時24分、月齢は20.2です。
潮は中潮で、干潮は高知港標準で3時10分、潮位28センチと、15時34分、潮位96センチです。
満潮は10時06分、潮位146センチと、20時51分、潮位136センチです。

12月15日のこよみ。
旧暦の11月22日に当たります。みずのえ とら 四緑 友引。
日の出は7時02分、日の入りは16時59分。
月の出は23時15分、月の入りは11時53分、月齢は21.2です。
潮は小潮で、干潮は高知港標準で3時53分、潮位38センチと、16時42分、潮位95センチです。
満潮は10時54分、潮位143センチと、21時52分、潮位126センチです。

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