2022.12.13 16:47
パンナム機爆破でリビアの男起訴 米連邦大陪審、初の裁判
【ワシントン共同】米司法省は12日、1988年の米パンナム機爆破事件に絡み拘束したリビアの元情報機関員マスード容疑者(71)について、航空機を爆破して乗客らを死亡させた罪などで連邦大陪審が起訴したと発表した。ワシントンの連邦地裁で同日、公判手続きが開かれ、事件の被告が米国で裁かれる初のケースとなった。
事件では日本人1人を含む270人が死亡した。米メディアによると、マスード被告は公判手続きで「自分の弁護士に会うまで話さない」と語った。27日に勾留に関する予備審問が開かれる。
司法省はマスード被告拘束の経緯を明らかにしていない。