2022.12.12 17:20
「陸と海の30%」への支持拡大 COP15、生態系保全目標
2030年までの生態系保全目標などを議論するCOP15の参加者=10日、カナダ・モントリオール(条約事務局の中継映像から)
【モントリオール共同】国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で交渉中の新たな国際目標案のうち「陸と海の少なくとも30%を効果的に保全する」との項目への支持が拡大し、日本を含め110の国と地域を超えたことが12日、分かった。交渉に詳しい環境保護団体関係者が明らかにした。
カナダ・モントリオールのCOP15では、2030年までの行動目標案として約20項目を協議。このうち「陸と海の30%保全」の項目は、劣化が進む生態系を守るための柱と位置付けられ、結論が注目されている。
交渉関係者によると、数値目標を明記することに依然、合意は得られていない。