2022.12.12 11:58
キエフバレエに日本人監督 ウクライナ、寺田宜弘さん
寺田宜弘さん
「キエフ・バレエ」の愛称で親しまれてきた名門「ウクライナ国立バレエ」の芸術監督に、京都市出身の寺田宜弘さん(46)が日本人で初めて就任した。今月開幕する日本公演の招請元が12日、明らかにした。同バレエ団の本拠地であるウクライナ国立歌劇場が今月、任命したという。
寺田さんは11歳でキーウ(キエフ)のバレエ学校に留学。ダンサーとして約20年キエフ・バレエで踊り、2012年から昨秋までキーウ国立バレエ学校の芸術監督。その後、ウクライナ国立バレエの芸術監督補佐に就任していた。
ロシアのウクライナ侵攻後は国外に逃れたダンサーや生徒の受け入れ先の確保にも尽力した。