2022.12.12 08:30
雨の日の気持ち描いて児童画コンクール最優秀 介良潮見台小の横山歩君
最優秀賞を受賞した横山歩君(高知市潮見台1丁目の介良潮見台小学校)
同コンクールは、毎日新聞社や日本児童画振興会などの主催。情操教育の応援にと1982年から毎年実施しており41回目。県内ではスーパーのサンシャインなどで応募用紙が配布されている。今回は全国から幼児、小学低学年・高学年の3部門に、計48万6529枚の応募があった。
横山君の絵はクレヨンで描いた「あめ」。大粒の雨が降る中、カラフルな家の窓に人影を置いた。「雨の日は外に遊びに行けんき、お家におるのは残念な気持ち」を表現したそうで、30分ほどで描けたという。
審査員に「雨の日は暗くてちょっとさみしいけれど、暖かい部屋は安心。すてきな色使いから、いろいろな想像が広がる」と評され、各部門で文部科学大臣賞(1人)に次ぐ最優秀賞(1人)に輝いた。
母の英里さん(24)は「普段から自由帳に黙々と絵を描く子。独特な絵でびっくりしましたが、あえて残念な日を描くところがいい」とにんまり。ただ次点の悔しさからか、歩君は「もう絵はお休み。レゴがしたい」と話していた。
高知市に協賛グループ寄付
同コンクールを協賛するスーパーの協業組織「CGCグループ」は昨年から、上位入賞者6人の居住市町村に寄付を始めた。今回は応募1作品につき20円で、横山君の受賞により高知市に162万1763円が贈られた。(玉置萌恵)