2022.12.08 14:50
「仏の手」かんきつ類 収穫本格化、和歌山・田辺
「仏手柑」を収穫する泉孝志さん=8日、和歌山県田辺市
かんきつ類の一種で、形が仏の手を連想させる「仏手柑」の収穫が、産地の和歌山県田辺市で本格化している。
実の先が人の指のように分かれているのが特徴で、サイズはこぶし大から長さ20センチほどまでで形状もふぞろい。中身は綿状で食用には向かないが日持ちし、茶席の飾りや生け花などに重宝される。主に首都圏や京阪神の生花市場に出荷される。
栽培農家の泉孝志さん(59)は「収穫まで管理が大変だが、毎年楽しみにしてくれる人がいるから頑張れる」と話した。今月中旬にかけて約千個を収穫予定という。