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2022.12.05 08:34

開創1200年、金剛福寺で大祭 土佐清水市の足摺岬 稚児行列や餅投げで盛大に祝う

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大勢の人々が開創1200年を祝った大祭(土佐清水市の金剛福寺)

大勢の人々が開創1200年を祝った大祭(土佐清水市の金剛福寺)

 土佐清水市足摺岬の四国霊場38番礼所・金剛福寺が開創1200年を迎え、4日に記念の大祭が行われ、関係者ら大勢の人々が法要や稚児行列、ライブ、餅投げなどで盛大に節目を祝った。

 822(弘仁13)年、嵯峨天皇の勅願により空海が開創したとされる。本尊は三面千手観世音菩薩(ぼさつ)で、境内は約12万平方メートル。古くは源氏や一條氏ら多くの人々の信仰を集めたといわれ、四国八十八カ所霊場巡りでは37番札所・岩本寺との距離が道中で最も長い。

 この日は、市内外から集まった児童や幼児約70人が稚児行列で境内を華やかに練り歩き。本堂で営まれた法要には関係者や檀家(だんか)らが集まり、厳かな雰囲気で読経された。

 特設ステージではインド舞踊や、同市出身のシンガー・ソングライター、さかいゆうさん(43)のライブなどで大にぎわい。国内外で活躍する墨絵画家、茂本ヒデキチさん(65)=東京都=のライブペインティングでは、迫力あるタッチで弘法大師と本尊を描き、大きな拍手が沸き起こっていた。

 「節目を迎えられてうれしい。歴史の重みを感じる」と長崎勝教住職(65)。「この地で脈々と受け継がれてきた人々の信仰心を今後もつないでいきたい」と思いを新たにしていた。(小笠原舞香)

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