今度の栗焼酎「ダバダ」はイタリア産の栗！「ＤＡＢＡＤＡ　ＩＴＡＬＩＡＮＯ」四万十町の無手無冠が限定発売、５年貯蔵

2022.12.01 08:39

今度の栗焼酎「ダバダ」はイタリア産の栗！「ＤＡＢＡＤＡ　ＩＴＡＬＩＡＮＯ」四万十町の無手無冠が限定発売、５年貯蔵

高知新聞社

イタリア産の栗を使った焼酎「ＤＡＢＡＤＡ　ＩＴＡＬＩＡＮＯ」

　高知県高岡郡四万十町大正の酒造会社「無手無冠」は、イタリア産の栗を栗の木のたるで５年貯蔵した焼酎「ＤＡＢＡＤＡ　ＩＴＡＬＩＡＮＯ」を１２月１日に数量限定で発売する。同社は「海外で日本酒が受け入れられつつある中、焼酎の可能性も広げたい」と意欲的だ。

　きっかけは２０１７年の全国的な栗の不作。仕入れに苦慮していた中、イタリア産の栗が入手できることになり発案。１９８５年の栗焼酎発売以来、培った生産ノウハウを生かしながら、国産の栗の木でつくったたるで熟成させた。

国産栗の木で造った貯蔵用のたる（昨年８月、四万十町大正の無手無冠）

　同社番頭の福永太郎さん（４１）によると、イタリアの栗は香ばしさが強く、甘みがまろやか。栗の木のたるによって栗の風味が生かされ、薄い琥珀（こはく）色の格調高い焼酎に仕上がった。当初は、さらに長期貯蔵する予定だったが、「５年の熟成で十分な仕上がりになった」（福永さん）と発売を決めた。

　同社は２０１７年から毎年仕込みを続けており、来年以降も限定販売する予定。福永さんは「イタリア産の栗焼酎は世界でも初めてではないか。国内だけでなく欧州などにも焼酎を売り込みたい」と話している。

　７００ミリリットル入り（アルコール度数３５度）が５５００円で３千本限定。木を組み合わせた土佐組子の化粧箱入り（同３７度）は２万２千円で１００本限定。問い合わせは同社（０８８０・２７・０３１６）へ。（小林司）

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