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2022.11.28 08:40

豪快ショットに3398人沸く 「こりゃあ飛ばす」「音が全然違う」 ゴルフ・カシオワールドオープン最終日

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石川遼選手(中央)組に付いて回るギャラリー(芸西村の黒潮カントリークラブ=森本敦士撮影)

石川遼選手(中央)組に付いて回るギャラリー(芸西村の黒潮カントリークラブ=森本敦士撮影)

 安芸郡芸西村の黒潮カントリークラブで行われたプロゴルフの男子ツアー、カシオワールドオープンの熱戦は27日、最終日を迎えた。「こりゃあ飛ばす」「音が全然違う」。晴天の下、プロの繰り出す豪快で正確なショットが詰め掛けた3398人のギャラリーを魅了した。

 ホストプロの石川遼選手らが大勢のギャラリーを引きつける中、地元の注目を集めたのは高岡郡中土佐町大野見地域出身のアマチュア、岡田晃平選手。平均飛距離が300ヤードを超えるドライバーで観客を沸かせ、5バーディーを奪うなどスコアを四つ伸ばした。

 ひときわ熱い視線を送っていたのが、岡田選手の祖父の弟にあたる岡田啓介さん(69)=広島県福山市。がんの手術を繰り返しており、「病室からテレビで活躍を見るのがうれしかった」という。今回、直接プレーを見守ることができたことを喜び、「ショットの飛距離は十分で、パターが上達すればプロでも上位に行けるはず。目から血が出るほど練習してほしい」とエールを送っていた。

 勝負は初日から首位を守ったC・キム選手が通算32アンダーのツアー新記録を樹立し優勝。18番ホールでウイニングパットを沈めて、ガッツポーズを見せると大きな拍手が起こった。

 県内のプロツアーは毎年観戦するという室戸市の石建憲市さん(67)は「キム選手はミスというミスをしないので、ゴルフが簡単に見えるほど。新記録に立ち会えてよかった」と笑顔。「地元でプロのプレーを見るのがいつも楽しみ。来年以降も来られる限りは来ます」と話していた。(山崎友裕)

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