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2022.11.25 16:36

忻城県:牧畜産業の隆盛でさらに進む地方の活性化

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【忻城(中国)2022年11月25日新華社=共同通信JBN】牛の飼育は、広西チワン族自治区来賓市忻城県の貧困を緩和している主要産業の1つである。忻城県はここ数年、「農業の安定性向上」戦略の実行に向けた取り組みを強化し、大衆を支援、動員して牧畜業を発展させてきた。これが貧困緩和の成果を強固なものとし、農村の活性化に弾みをつけ、県経済の質の高い発展を推進している。今年上半期、本県の総生産額は前年同期比3.3%増、農業、畜産業、漁業の総生産額は前年同期比5.3%増となった。

現地の事情に合わせた行動と産業転換のグレードアップの強化

石だらけの砂漠化した山間部に位置する忻城県は、地理的条件が悪く、産業基盤も脆弱である。忻城県委員会のWei Meng書記は、畜牛産業チェーンの拡大、畜牛主導型産業の強化、畜牛産業の付加価値向上を優先させ、地方の活性化を進めていると言う。

忻城県は近年、主力産業の優位性を足掛かりに、大手企業、協同組合、生産基地、農家主導の発展パターンを採用、総投資額14億2800万人民元の全産業チェーン向けの「中国南部の牛都」プロジェクトを推進してきた。また、思練鎮を中核地域として、食肉処理、販売センター、コールドチェーン物流、5つの営農基地から成る全産業チェーンが構築された。これは全ての鎮、村をカバーしており、産業転換のグレードアップの強化が図られている。

生産量の増加で収入を増やし、暮らしを向上

忻城県は、土地の転用、牧草の植え付け、各農家での牛の飼育、協同組合による肥育牛の集中飼育など、収入を増やすために新たな収入源を開拓し、大衆の生活向上を支援している。

また、協同組合や農家は、企業保証、保証会社、銀行、協同組合や世帯で構成する牧畜向け融資パターンを通じて、資金を得ることもできる。技術、販売、訓練などのサービスは、企業から提供される。各共同組合は年間300-800頭の肥育牛を飼育・販売し、最低でも3000人民元を超える配当を得ることができる。また、各農家は5-20頭の牛を飼養することで、6000人民元以上の利益が得られる。牛を飼う場所がない世帯は、借りた土地を牧草の植え付け、生育、収穫に利用したり、生産基地や協同組合の牛の飼育を手伝って月平均2500-3000人民元の収入を得ることもできる。

「中国南部の牛都」をリードする忻城県では、年間10万頭以上の肉牛を飼育できると推定されている。また、1万戸以上の世帯が牛を飼育し、7000戸以上の農家が牧草の植え付けに投資するようになり、世帯当たりの平均年収は3万人民元超、共同組合当たりの平均年収は90万人民元超になるという。

利益の相乗効果で地方共同経済が急成長

ここ数年間の試行錯誤の結果、忻城県は集団と各農家をつなぐ利益機構を確立、各鎮、各村の家畜経済は発展した。一方、最小限の利子と配当の再分配を特徴とする分配方式の採用により、地方の共同経済が上げた成果を全村民に届けられるようになった。

さらに忻城県は、優遇政策、広西・広東協力、重点支援、その他の強みを生かし、クラスター型支援システムの構築を進め、支援への投資を拡大し、「中国南部の牛都」やその他の全産業チェーン・プロジェクトで地方共同経済を発展させている。2021年、同県の地方共同経済の総収入は約2320万3100人民元に達した。今年は、前年比7%以上の増加が見込まれている。

忻城県は次のステップとして、「中国南部の牛都」の全産業チェーンの事業エリアの構築を図り、製品を広東、雲南、貴州、四川、重慶、湖南などの近接省・地域へも販売、この専門県地域都市の名声を他の地域にも広めていく予定である。

ソース:The Publicity Department of Xincheng County

画像添付リンク
Link: http://asianetnews.net/view-attachment?attach-id=434816
画像説明:「南部の牛都」の全産業チェーンの貧困緩和プロジェクトのLianjiang飼育基地で、のんびり草を食む牛たち

The Publicity Department of Xincheng County

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