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2022.11.23 08:36

【動画あり】全編、土佐弁で…高知舞台に映画「ロストサマー」製作 高知市出身俳優らロケ

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 東京で活動する、高知市出身の俳優らによる映像制作ユニットが、高知県を舞台にした長編映画の製作に取り組んでいる。22日は帯屋町公園など同市中心街で撮影に臨んだ。来年、本県をはじめ、地方劇場での公開を目指している。

 製作しているのは、中沢梓佐(あずさ)さん(34)=同市出身=が代表を務める映像制作ユニット「889FILM」。1988年生まれの俳優4人で2018年に立ち上げた。今回、俳優でメンバーの麻美(あみ)さん(34)が監督・脚本を担当する。

撮影に臨む中沢梓佐さん=右端(高知市帯屋町2丁目の帯屋町公園)

撮影に臨む中沢梓佐さん=右端(高知市帯屋町2丁目の帯屋町公園)



 初の長編作品「ロストサマー」は孤独な男女が出会い、自らの喪失感と向き合う群像劇。物語の9割を高知で撮影する予定で、全編、土佐弁で紡がれる。

 主な登場人物は3人。新進俳優の林裕太さん(22)が奔放な青年役、「文学座」ベテランの小林勝也さん(79)が妻を亡くした男性役、中沢さんが多忙な夫との生活にさみしさを感じる主婦を演じる。

 この日は青年が2人と出会う場面をそれぞれ撮影した。出演者の土佐弁も指導する中沢さんは「高知は陽気で気さくな人が多い土地柄だけど3人は孤独。その相反するものが作品の面白さにつながれば」。撮影は11月18日に始まり、協力してくれる店舗やボランティアも増えているそうで、麻美監督は「いい作品を作ることで高知に恩返ししたい」と話していた。

 高知ロケは27日までで桂浜でも行う。作品は国内外の映画祭に出品を予定している。(村瀬佐保)

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