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2022.11.19 08:40

【動画】とろり甘~い冬の幸せ味...入野砂糖 高知県黒潮町の特産、生産始まる

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黄金色になるまでじっくり煮詰められる黒砂糖(黒潮町入野)

黄金色になるまでじっくり煮詰められる黒砂糖(黒潮町入野)

 幡多郡黒潮町の冬の特産品、入野砂糖(黒砂糖)作りが始まった。同町入野の加工施設では連日夜明け前から昼過ぎまで、地元農家がサトウキビを搾ってじっくりと煮詰めており、周辺に甘い香りが漂っている。

 江戸期に始まったとされる黒砂糖生産は戦後に一時衰退したが、1980年代に住民有志が復活させた。現在は「入野砂糖研究会」として、町内の農家25戸がサトウキビの栽培、加工を手掛けている。

 16日は午前4時から約1300キロのサトウキビを機械で搾汁。搾り汁は三つの釜に移し替えながら煮詰めてあくを取り、糖度を上げていく。最初は青臭さもあった緑がかった液体が、最後の釜ではとろりとした黄金色に。それをおけにくみ上げ、木枠に流して冷やせば黒砂糖の完成だ。この日は約130キロが製糖された。

 作業に当たった澳本正広さん(74)=同町入野=は「釜で炊いている最中の液を焼酎で割ると、甘くて飲みやすくて、焼酎がすぐなくなる」とにやり。できた砂糖には「シャリっとした舌触りで、今年も良い質に仕上がった」と満足げだった。(河本真澄)

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