2022.11.17 12:12
ポルトガル議長が長崎訪問 「核兵器使用、許されない」
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館で献花する、ポルトガル議会のサントスシルバ議長=17日午前、長崎市
ポルトガル議会のサントスシルバ議長は17日、被爆地長崎市の長崎原爆資料館を訪問し、視察した。その後、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館では献花し、犠牲者に祈りをささげ黙とう。被爆者らとも交流し「核兵器の使用は正当化されることではない。段階を踏んで廃絶が進んでいかなければならない」と話した。
祈念館の一角で懇談した県被爆者手帳友の会の朝長万左男会長(79)が、自身の被爆体験や、被爆者がその後病気や差別に苦しめられてきたことを語ると、議長は真剣な表情で聞き入り「皆さんのような市民社会の活動が重要だと改めて感じた」と話した。