2022.11.16 17:30
東芝再建、ローム投資へ 最大3千億円、スズキも
東芝本社が入るビル近くに掲げられたマーク=東京都港区
東芝の経営再建案を巡り、電子部品大手のロームが優先交渉権を得た国内ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)陣営に参加し、最大3千億円の投資を検討していることが16日、分かった。スズキも数百億円の出資を調整している。
JIPは東芝の買収資金として日本企業十数社から計約1兆円の出資意向を取り付けており、ロームとスズキはその中に含まれる。ロームは出資とそれ以外の手法を組み合わせた形での投資になる可能性がある。半導体分野での東芝との連携を模索する狙いとみられる。
ロームは「参加を検討しているのは事実」としている。