2022.11.14 05:50
木材チップから、あの怪獣誕生 北海道の森林組合総務課長
木材チップで作られた怪獣たちと芳賀省吾さん=10月、北海道京極町
北海道京極町の「ようてい森林組合」の玄関で、製材過程で出る数センチ大のチップを組み合わせてできた怪獣たちが、来訪者たちを驚かせている。総務課長芳賀省吾さん(56)が「木に親しみを感じるきっかけになれば」との期待を込め、1体当たり最長で5カ月もの手間をかけて作り上げた。
芳賀さんは幼少期からウルトラマンシリーズの大ファン。昨年10月、チップを眺めていると怪獣「ゴモラ」の角に見えた。写真で各パーツの比率を計算。目や体の凹凸を再現するため、チップの形を丁寧に観察して一つ一つ接着剤で貼り合わせゴモラを完成させた。高さ約50センチの大作・怪獣「ミニラ」も作った。