2022.11.13 08:38
アニメ魂を呼び起こせ！ 北斗の拳、呪術廻戦…コスプレ３０人、高知市中心部を闊歩 アニメ制作へ盛り上げ
コスプレーヤーが練り歩き、にぎわった高知市の帯屋町アーケード
高知発の長編アニメ「海のまち物語」の制作を目指す「高知アニメクリエイター聖地プロジェクト」が１２日、機運を盛り上げようと、高知、南国、須崎市でイベントを行った。高知市では全国のコスプレーヤー約３０人が中央公園に集まり、帯屋町アーケードを闊歩（かっぽ）した。
高知信用金庫（山崎久留美理事長）が中心となり、官民でアニメ産業集積を目指す取り組み。
この日、中央公園に「北斗の拳」「スパイファミリー」「呪術廻戦」などのアニメキャラに扮（ふん）したコスプレーヤーが集結し、浜田省司知事が「イベントを通じて高知のアニメ魂を呼び起こしてほしい。アニメと言えば高知と全国から言われるよう盛り上げていきたい」とあいさつした。
一行が帯屋町アーケードに繰り出すと、ファンから黄色い声援が飛び、写真撮影にも応じた。ブラジル生まれの日系２世、福島隆二さん（３６）＝浜松市＝は「スラムダンク」の主人公、桜木花道になりきった。「ブラジルでも日本のアニメは大人気。久しぶりのパレード参加で楽しかった」と話した。
見物に来た高知市の女性（２６）は「僕のヒーローアカデミア」のキャラと対面して大興奮。「コスプレのクオリティーが高くてかっこよかった」と写真に収める横で、母親（６４）は「こんな文化があるんですね。これで高知が活性化されるといいですね」と話していた。
須崎、南国市では１３日もイベントが開かれる。（加治屋隆文）
