2022.11.11 10:07
法相、過去の失言全て撤回 「お金に縁ない」も
閣議後、記者団の取材に応じる葉梨法相=11日午前、国会
葉梨康弘法相は11日の閣議後記者会見で、死刑執行のはんこを押す時だけニュースになる地味な役職などとした9日の発言を巡り進退を問われ「任命権者は総理なので、私にできることは至らなさを反省し、法務行政に全力を尽くすことだ」と述べた。過去の会合でも複数回同様の発言をしたと明らかにし「全て撤回する」と述べた。
問題発言のうち「外務省と法務省は票とお金に縁がない。法相になってもお金は集まらない」とする部分は取り消していなかったが、一転撤回を表明した。
葉梨氏は10日、松野博一官房長官に厳重注意を受け、参院法務委で謝罪や釈明に追われた。