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2022.11.11 08:33

錦秋、終盤のきらめき 高知県土佐町瀬戸川渓谷

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色づいた渓谷は錦の絵巻物のよう(写真はいずれも土佐町の瀬戸川渓谷)

色づいた渓谷は錦の絵巻物のよう(写真はいずれも土佐町の瀬戸川渓谷)


 サク、サク、とふわふわの落ち葉を踏みしめて歩く。赤や黄に色づいた木々が朝日を受けてキラキラと光る。みやびな絵巻物の世界に迷い込んだようだ。

 土佐郡土佐町の瀬戸川渓谷は、先月末から一気に色づいた。渓谷沿いの遊歩道では、カエデの並木が逆光に透かされ鮮やかに輝いている。

逆光にカエデの葉が輝いた

逆光にカエデの葉が輝いた

 とはいえ紅葉は駆け足。ケヤキやコナラなど、もう葉を落として冬支度を終えた木々も。愛媛県から訪れたという男性は「終盤の輝きやね」と散り際の美に感じ入っていた。

 空気は透き通り、風はひんやり。はらはらと舞う木の葉のきらめきが、渓谷の秋の終わりを告げている。(佐藤邦昭)

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